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REALIZE

-変わらない日常と終わりなき旅-

冬のガス代

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急に寒くなってきました。

さすがに寒いので長袖を用意したんですが、動くとそれなりに暑い。
調整が難しい微妙な時期ですね。


以前も記事で紹介したんですが、僕は現在ガス屋で働いています。
tkak.hatenadiary.jp
なのでガス屋らしい記事を書いてみようと思います。

現在検針期間真っ只中なんですが、この検針業務でも季節の移り変わりを実感します。
(メーターの数字を見るあれです)

先月は全体的にガスの使用量が少なかったんですが、今月から増えてきました。

都市ガスにしてもプロパンガスにしても、ガスを使用している家庭では大抵の場合、冬になればなるほどガス代が増え、夏に近づくとガス代が減っていくと思います。

まぁ普通に考えればそうだろうということは分かると思うんですが、それでも中には「こんなに使ったっけ?」とお思いの方もいるのではないかと思います。

ではそれはなぜなのか、夏と冬でガスの使用量がどう変わるのか考えてみましょう。
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夏と冬のガス代の違い

ガスを使用する場所は大きく分けると、炊事・暖房・給湯の3つに分かれます。

炊事

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キッチンで料理を作る時に使用するガスです。
使用器具は、主にコンロ・オーブン・炊飯器となります。
実はこれらのガスの使用量というのは暖房や給湯と比べると少なく、夏と冬でもそれほど変わりません。
そのため、ガスのことは気にせず思う存分料理をしていただいてOKです。
ガス代を節約しようとIHにしてもガス代はそれほど減りませんのでご注意ください。
ちなみに今はコンロに炊飯機能が付いているものがあるので、炊飯器を使わずコンロでご飯を炊くことが出来ます。

暖房

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寒い冬はこれがないと過ごせない。
ストーブや床暖房、浴室暖房などで使用するガスです。
温水を使用する床暖房や浴室暖房、パネルヒーター・ファンコンベクターなどは給湯器を使用します。
夏は使用せず、秋~春にかけて使用するため、当然冬のガス代増加に寄与します。
家庭によりますが、炊事で使用するガスに比べると、こちらの方が多い場合がほとんどです。
ただし、暖房は使用している実感が必ずあるので、暖房によるガス代の増加は自覚があると思います。
節約するためには、厚着をして設定温度を下げるといった工夫が必要になります。

給湯

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暖房同様、炊事よりもガスを使用するのが給湯です。
台所や洗面、風呂場で使用するお湯を作っている給湯器で使用するガスです。
そして、ここがガスの使用量に違和感を与えるポイントでもあります。
夏はお風呂を沸かして入っていて、ほどほどにシャワーを使用しているとします。
冬もお風呂を沸かして入っていて、ほどほどにシャワーを使用しているとします。
冬は夏と違って手洗いや食器洗い(食洗器を使用する場合は季節に依らず)の時にもお湯を使用すると思いますし、温度も少し上げると思いますのでその分が加算されます。
が、実際はそれだけでは説明がつかないくらい使用量が増えるわけです。
それはなぜでしょう。

まず夏と冬とでは気温が違います。
そして、気温同様水温にも差がでます。
実はこの『水温の差』がガスの使用量に大きな違いをもたらしているのです。

水温の差がもたらすガス消費への影響

これはプロパンガスに限った話ではなくて、都市ガスや電気・灯油でも同じことなんですが、夏と冬とではお湯を作るために必要な熱量が違うんです。
地域によって異なりますが、仮に夏の水温を25℃、冬の水温を5℃とします。
そして給湯器の設定温度を40℃にしたとします。
そうすると、夏は水温を15℃上げると作れたお湯が、冬は水温を35℃上げないと作れないことになります。
15℃と35℃では倍以上違いますよね?
これが、そんなに使ったつもりがないのにガス代が高くなる違和感の正体なのです。

節約方法

ガス屋としては、いっぱい使ってもらった方がいいわけですが、文句を言っていても安くはなりませんので、それならば節約をするしかないわけですね。

そのためには、

  • 風呂の保温時間を短くすること(出来たらすぐ入る)
  • 給湯温度を上げすぎないこと
  • シャワーの使用時間を短くすること
  • 家族の風呂に入る間隔を短くすること

などの工夫をしてみましょう。
こういった節約はガスに限ったことではないので、電気や灯油を使用している場合でも同様に有効ですので、習慣になるように実践していきましょう。

それではまた。See you!